定期通院されている方へ

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日本には様々な支援・制度が多くあります。

学校と違って社会に出てしまったら、受けられるべき支援・制度を家族や医療機関やセラピーから教えてもらうのはなかなか難しいと感じます。少なくとも私は障害手帳や自立支援医療について誰かから教わったことがありません。全部自分で調べて、全部自分でやる。でもそんなことを言われても無理に決まってます。

なのでネットに頼りましょう。自分と同じ境遇で困っている人はいないか、その人はどうやって困りごとを軽減しているのか。参考になる部分は多いと思います。最近は結構まとめサイトも増えてきて、参考書や資料をを何冊も読まないといけないようなものもわかりやすく解説してくれています。

特に今回の題名定期通院されている方。私のブログを見ていただいているということは結構いらっしゃるのではないでしょうか。上記で自立支援医療てなんのこっちゃと思いませんでしたか。

この自立支援医療というのは

医療保険制度を利用して医療を受けると、仮に医療費が10,000円かかった時、患者さん本人が負担する金額は3,000円で、残り7,000円は国が払ってくれます。

これが自立支援医療の適用となると、患者さん本人の負担は更に1割まで下がります。

つまり、仮に医療費が10,000円かかった時、患者さん本人が負担する金額は1,000円になります。」原文ママ

です。

私の場合、鬱病自閉症スペクトラムの診断で適用され初診から約10か月で自立支援医療受給者証を手に入れることができました。ほぼすべての精神疾患で適用されるそうですが、主治医と相談し市役所に申請書をもらい主治医に申請書を書いてもらって市役所に出す。と手帳同様大変めんどくさいです。

もう本当に上記サイトを見ていただいたら全て分かると思いますので、注意点のみを。この制度は市役所で認められた病院と薬局で、認められた医薬品にのみ適用されます。ですので適用中に転院されたり、精神科治療以外での薬(風邪薬や軟膏等)は主治医と相談し、市役所にも問い合わせてください。

 

障害者手帳

www.media116.jp

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手帳を取得することで各種サービスを受けることができるようになり、精神障害者の社会復帰・社会参加の促進を図ることを目的としています。

主にバスやタクシーなどの公共交通機関の割引(一部例外もあります)、映画館や美術館の割引、携帯料金の割引、等級に応じた住民税・住民税・自動車税の減免、鬱病発達障害など様々な精神障害者に応じたハローワークや地域の支援サポートを得られるようになります。

私が実際に体験したこととしてバスが半額になるのは大きかったです。バスを利用する機会が多かったので。ただし電車はうちの地域だと等級によって変わるので、3級での利用はできませんでした。残念。

映画館はたまに行くので、これもありがたかったです。一度兄弟と一緒に観に行ったのですが、私だけでなく兄の分も割引になりました。確認していませんが、おそらく同伴者一名などの制限はあると思いますし、映画館によっては障害者のみという場合もあります。大人1700円が1000円になりました。

携帯はソフトバンクIphoneを使用しているのですが、ウェブ料金の500円しか安くなりませんでした。ネットで調べていると基本料金4200円が半額になると聞いていたので、ショックでした。確認しましたが、ハートネット割引というものがきちんと適応されているので、店員さんのミスということもないでしょう。元気な時に詳しい説明を聞きに行こうと思います。

税金の免税ですが、このブログを書こうと思い初めて知ったのであまり詳しく書けず申し訳ありません。これは元気になったら、市役所に訪れて詳しい説明を聞いて追記させていただきます。

最後に就労に向けたサービスについてです。うちが田舎だからなのか、日本全体がそうなのか、あまり期待したほどの成果はありませんでした。まずはハローワーク。お近くのハロワならどこでもいいというわけではなく、各都道府県が定めたハロワに行くことになります。そこで障害専用窓口に赴き、障害者手帳を見せます。ただしハロワの職員も非正規が多く、発達障害を専門とした対応がきちっとなされていないのかとりあえず障害者はみんなこうという対応でした。ただハロワの職員が悪いのではなく、各障害に通じた方を雇える余裕がないのとやはり発達障害への理解・進展が遅れているのだと思います。担当になってくださった職員は私の話を親よりよっぽど聞いてくれています。次に発達障害支援センター。大人の支援センターは少ないことから進展が遅れているのは言うまでもないでしょう。そんな中かろうじて二軒見つけました。一つは発達障害のお困りごとを聞くセンター、もう一つは実際に訓練してみてどう働いていけばいいか調べるセンターといった感じで、私に許可を取りお互いが情報を共通しあっていました。お困りごとを聞くセンターではWAIS-Ⅲのような試験を受けさせられ、病院の結果とほぼ一致の答えになりました。お困りごとは定型の返答。冷静に返事を頂けるのはありがたいですが、私が求めていた発達障害の生き方に関してははぐらかされました。訓練のセンターは百均で売っているようなビニールコップの梱包やペンの組み立て、パソコンの数字を打ち込んだり、WORDやEXCELを実際に使用してみるなどでした。動作性IQが低いので、より速く正確にといった手作業系は苦手でした。逆にパソコン系の作業は大学でやってきたので比較的できたと思います。報連相を重視し、昼休憩なんかは会話を重要視されていましたが、みんなすごくぎこちなかったです。支援側も見守るといえば体はいいですが、無関心にもとれました。

ほとんど就労サービスについての愚痴のようなブログになってしまいました。ただ障害者手帳はメリットが非常に多く、デメリットは診断書にお金がかかる(6000円前後)ことと市役所を何度も行かないといけないぐらいです。みなさんもぜひ活用していただけたら幸いです。

 

発達障害と仕事について

私は主に発達障害の傾向としてADHDASDを併発しています。

WAIS-Ⅲという知能検査では言語性IQ104なのに対して、動作性IQ66とすさまじい凹凸があることがわかりました。

言語理解や作動記憶は平均らしく、知識や単語の理解は十分あります。

知覚統合(目で見て理解する力)と処理速度が平均よりかなり低いです。視覚的な刺激に対して、部分的なものから全体像を予想することや、全体像から大切なポイントを抽出・判断することが苦手な傾向が表れていました。しかし、時間制限のない課題では平均にできているものもありました。

金融の営業として勤めていた時、一部の同期と連絡を取り合っていました。

同期が2カ月ほどでできるようになる仕事を、私は半年かけて理解していました。

ミスは誰だってします。当然同期も。

でも私は明らかに低レベルなミスを、頻発していました。

入金が3時までなのに2時50分ほどで慌てて駆け込んで支店長に怒られたというのが同期で笑い話でした。間に合ってるんだから怒らなくてもいいじゃんという言い分ですね。

私は出金されたお客様のお金を約束の時間に返すのをメモを取っていたのに忘れて、電話がかかってくるまで忘れていました。慌ててお客様にお金を返しに行ったところ、今度は金額が合わず別のお客様のお金だったことが、お客様の家についてからわかりました。もうその日は出納機を操作することができず、後日支店長と大量の粗品を持って再度謝りにいきました。

そんな話同期にできるわけありませんね。私はできませんでした。

これは一部のことですが、もう本当に数え上げればきりがないほどたくさんミスしてきました。今でもお世話になった先輩や上司には申し訳なく思います。

それでも先輩や上司、お客様に恵まれて一応二年間は歯を食いしばりながら頑張りました。二年目は少し基本業務も減り、大きなミスはあまりしませんでした。

三年目は転勤、転属で大きく人が動き、仲の良かった先輩が全員いなくなり、営業の人数自体減りました。支店の勝手を知り最年少なので基本業務が大幅に増え、ただでさえきついノルマもさらに増え、またミスが頻発するようになっていきました。眠れなくなる日々が続き、ミスを重ね、自己嫌悪していく悪循環。周りに誰に相談していいかわからずネットから鬱病検索みたいなのにひっかかり、精神科を受診。その状態が二週間以上続いているようならもう一度来てくださいと言われて絶望の二週間を過ごしました。

再度通院し、鬱病の診断をもらいました。会社に診断書を渡し、三カ月の休職をもらいました。休職中、またしてもネットの発達障害診断テストみたいなのにひっかかりました。病院のほうできちんとそれを受けたいというと、鬱病が悪化している状態だと診断結果がかなり低いレベルで測定されてしまうとのことでしたので、一カ月、間をおいてテストすることになりました。親同伴なので結構恥ずかしいです。次の通院で同文上の診断結果。嘘じゃないかという気持ちより当然だなと結構冷静にみてました。その勢いで会社も辞めることにしました。

結論ですが、発達障害の方は重度・軽度に関わらず人間関係や仕事量など環境にかなり大きく左右されると思います。重度の方でも環境が合えばバリバリ働けますし、軽度な方でも環境が合わなければすぐにつぶれてしまうと自分は感じました。それは健常者の方もきっと同じですが、発達障害の方は特に気をつけて職を選んでください。障害者手帳を入手してオープンに職を探すもよし、ストラテラコンサータをもらいながらクローズで探すもよし。インターンや職場見学はなるべくするようにしてください。ただし受ける会社も忙しい時期と比較的仕事が少ない時期がありますので、それをお伺いして再訪するのもいいですね。それでもやはり対人恐怖症や組織が合わないという方は自営業という選択肢もあります。私は組織に合わない人間なので、自営業で何とかしていきたいと思います。

発達障害の自己紹介

1.経歴

ド田舎に生まれました。

こんなに酷い生徒は初めて見ると言われた小学生時代を過ごしました。

ちょっとだけ反省し、多少のいじめと初めての受験を中学生で経験しました。

高校時代はほぼ三年間ボッチで過ごし、誰も来ないだろうという淡い期待をかけて、知名度の高い大学の聞いたこともない学科に入学しました。

大学では友達はできましたが、バイトを5・6店も転々とし、二年間かけた地元の公務員試験は見事に落ちました。

滑り止めでかろうじて入ることができた地銀では、金融の営業をしておりました。とんでもないミスを多発しつつも、周りのサポートと自身のささやかな努力もあり二年間はなんとか続けられました。が、三年目にノルマと業務が激化。

鬱病になり、病院で発達障害の診断を受けそのまま退職。

半年後、A型作業所に通うも鬱病が悪化し退職。無職、現在に至ります。

 

2.このブログをやろうと思った理由

発達障害鬱病精神障害で苦しんでおられる方と少しでも交流したいとかんがえたためです。

その結果、読者の方や私自身が少しでも幸せになることができればいいなぁと。

なるべく更新していこうと思いますが一カ月以上更新がなければ多分飽きたか、この世にいないでしょう笑